Fireworks8において、オブジェクトを使ったマスク処理についての、おさらい。

2009年3月17日

Fireworks8において、オブジェクトを使ったマスク処理についての、おさらい。

Fireworks8において、オブジェクトを使ったマスク処理の度合については
そのオブジェクトの明度によって決まります。

具体的には、
・白色(明度100)のときに透過度0パーセント
・黒色(明度0)のときに透過度100パーセント
となります。

実際にやったほうが分かりやすいと思いますので、以下に説明します。

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fireworks8にて、キャンバスの背景を青色にし、画像を展開したところです。

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この画像の上に白い丸のオブジェクトを描きます。
このオブジェクトがマスク処理の対象エリアとなります。

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マスク処理するには、画像とオブジェクトを選択した状態で、マスクメニューから辿ってください。

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すると、白い丸のオブジェクト部分を残して、他は透明になりました。
青色の背景が見え、マスク処理ができました。

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では、白いオブジェクトが半透明だったらどうなるでしょうか。

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この場合も変わらずマスク処理ができました。
前述したとおり、Fireworks8においてのマスク処理はオブジェクトの明度によってのみ、
行われますので、透過設定があっても、マスク処理には影響しません。

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では、先ほどの白い丸が、黒い丸だったらどうでしょうか。

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結果はごらんのとおりです。
マスク処理をしたのにもかかわらず、画像が消えてしまいました。
丸いオブジェクトでマスクしたので、本来ならば中央の丸の部分のみ、画像が見えそうなものです。

これはどういうことか?

実際にはマスク処理は正常にかかっています。
ただ、前述したとおり、黒色は透過度100パーセントです。
透過度が100ということは、透明人間状態なので、当然、マスク対象エリアも何も見えなくなるわけですね。
なので、たとえば多少なりともグレーに近い黒であれば、うっすら丸い画像が現れるはずですヨ

オブジェクトを使ったマスク処理とは、こんなかんじのものです。

以上です。

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