Windows10で使うメーラーを Becky! から eM Client に乗り換えた件
「eM Clientの評判が知りたい」「windows10で使えるのおすすめのメールソフトを探している」などと、お考えではありませんか?
こんにちわ、きみひこ@Windows大好きっ子です。
この記事ではWindows10環境で使うメーラーをBecky!からeM Clientにしたよっていう話を書いていこうと思います。
昔はMac使いだったんですけどね…。
ちなみに Becky!との比較だけではなくて、そのほか多くのメーラーとの比較検討をした内容を書いています。
それでは早速いってみましょう!
eM Client を選んだ理由
改めて書きますが、メーラーを eM Client というものにしました。
試しにインストールして使ってみたら、なかなか使いやすくて気に入ってしまいました。
eM Client が気に入った理由は、以下の通り。
- 動作が軽快だったから
- 実質ライセンス料が無料だったから
- はじめてでもすぐに馴染めたから
- 見た目や機能がモダンで気に入ったから
- eM Client 以外のメーラーと比較して一番気に入ったから
こんなかんじで色々気に入ったので、Becky! から eM Client へ乗り換えを決めました。
Windows10で使えるメーラーをざっくり比較してみた
eM Clientに乗り換えた理由は、前述のとおり、色々な点で気に入ったからなのですが。
ここでは、そのなかで書いた「他のメーラーとも比較して気に入ったから」という点を深堀りし、「eM Client を選ぶにあたってどんなメーラーを検討したか」を書きたいと思います。
比較検討したメーラーは基本的に Windows10 で使えるメーラーを選んでいます。僕がWindows10を使っているからです。以下の通り。
- Becky!
- eM Client
- メール(Windowsストアアプリ)
- Outlook
- Outlook 365
- Gmail
- Thunderbird
- さくらのウェブメール(旧)
- さくらのウェブメール(新)
ひとつひとつ解説します。
Becky!
高機能、軽快、安定性、どれをとっても一流の優良ソフトであることは間違いなく、僕も長いあいだこれを使っていました。
ただデメリットもあり…
- メールのデータが増えてくると若干動作が遅い
- PCの乗り換え時に、データの移行が若干面倒
- OutlookやGmailといったメーラーシェアの大きなソフトと比べると、時代遅れな見た目
とくに、2番目の「PC移行時のデータ移行が面倒」という点で、いつの間にか使わなくなってしまっていました…。
うん…。たぶんそうだった気がする…。
eM Client
2020年に初めて使ってみましたが、高機能、軽快、安定性、どれも問題なかったです。
そのまえに気に入っていた Becky!と比べると見た目も使い心地もBecky!とは全く違うソフトなのですが、Becky!と並ぶほどの使い心地の良さを、早い段階で感じました。
感覚的に使えて、手に馴染むのまでの時間も短かかったですね。
またメールの差出人のアイコンを表示するなど、最近のメーラーのトレンドも押さえていて好感が持てました。
ソフト名やアイコンは正直ダサいと思いますが、利用に際して支障はないので、メインのメーラーに選定しました。
インストールから30日という利用期限がありますが、非商用利用であれば無料で使い続けることができます。(所定のライセンス登録作業が必要ですが、登録は無料で、すぐに終わります。)
利用者として大変ありがたく、そういった点も気に入りました。
(2020/7/14追記)
なりすましメールの例
なりすましメール(迷惑メール)で、メール内のURLの遷移先が偽装されている場合、ポップアップで警告してくれます。
便利な機能ですね。
メール(Windowsストアアプリ)
Windows10の標準メーラー(のはず)。
ただ現状、Windowsストアアプリが全般的に使いにくいことを考えると、使う気になれないです。
本当にごめんなさい…。
Outlook
業務都合で使うことが多いものの、好きになれないメーラーですね…。
理由ですが、なんとなく融通が利かないというか、機敏性にかけるというか…。
すいません、感覚的なのですが…もしかすると業務で使うことが多いからかもしれない…?
そういう部分も重要ですから。割とマジかも。
Outlook 365
サブスクという時点で対象外ですね。(サブスクとは、サブスクリプションの略で、毎月決まった額を支払い続ける定額課金制のことです。)
有料のメーラーだとしても、せめて買い切りの有料ソフトであってほしいです。
有能なソフトに溢れた時代に、毎月それなりの金額を払う価値があるのでしょうかね?
Gmail
何度試しても使い慣れないのがGmailですね。
自分に馴染まないです。
たぶん、自分には合わないんだと思う。
Thunderbird
業務都合で使うことがあったけど、馴染めませんでしたね。
エンジニアの方には好かれそうな気もするけど…。
さくらのウェブメール(旧)
さくらのウェブメールは、僕がレンタルサーバの契約しているさくらインターネットが提供するウェブメールです。
ウェブメールはどんな場所からでもブラウザさえあればアクセスできるという点から、いまだによく使いますが、正直使いやすさには満足していません。
一番の理由は、きちんと表示ができないメールが多すぎるからですね。かなり致命的です。
さくらのウェブメールには、新旧のふたつのバージョンがあって、旧バージョンは昭和時代のウェブってかんじの見た目(UI)ですが、表示が比較的軽快なところは気に入ってはいましたけど。
さくらのウェブメール(新)
さくらのウェブメールの新しいバージョンですね。
新しいと言ってもずいぶん前から公開されていますが… 正直なところ、こちらも旧バージョンと同じく使いづらいです。
- 表示が遅い
- なんか情報を選択しづらい
- メール本文表示も、まともに見えないメールが結構多い
正直ベースでいうと、さくらのウェブメールは新旧ともに使いづらいです。
さくらのウェブメールに関しては、Becky!を辞めてからめぼしいメーラーを見つけられず、なんとなくで我慢して使ってただけで、全く満足してない状況でした。
ただ、ほかに使いたいメーラーもないので仕方なく使っていた。それだけですね。
ウェブメールなので、PC移行時にメールデータの移行を気にする必要が無いので、その点は良かったと思います。
でもそれだけだったかなと。
誤解の無いように言っておきますが、さくらインターネットは好きです(本当に)
好きだからこその、忖度の無いコメントと捉えてくださいませ(笑)
僕がメーラーに求めるコトって?
ところで、僕がメーラーに求めるコトって何なのか?
自分でもちょっと気になったので、気持ちを整理する意味でもまとめてみました(笑)
以下の通り。
- 好きになれるか(感覚的に使いやすいか、使い慣れるか)
- ある程度一般に普及しているかどうか
- 軽快であるか
- 最近のトレンドを取り入れているか
- メール本文の表示が崩れすぎていないか
- メールの詳細情報(メールヘッダ)を表示しやすい
ひとつひとつ、説明します。
好きになれるか(感覚的に使いやすいか、使い慣れるか)
もはや、好きか嫌いか、好みの問題です。(笑)
その人が好きになれるかと同じ、フィーリングですね。これ、個人的には結構重要です。
ただし「なぜか好き」「使い慣れる」ということは実際、「使いやすい」ということなので、ソフトの出来が良いのだと思います。
ある程度一般に普及しているかどうか
マイナー過ぎるソフトは避けたいです。
理由は、何か起きたときに対処に困るから。
ノウハウがなく、ネットで解決方法を探すことも難しいだろうし、困ってしまう。
また利用者が少なければソフトの存続自体も安定しづらいだろうし、突然開発が終了するなんて可能性が高くなるだろうから。
軽快であるか
大量のメールを日々受信し、さらにストックしていくのがメーラーの役割のひとつです。
昨今、PCのスペックが格段によくなっているので、どんなソフトを使っていても重いことを感じにくくはなってきています。
でも受信したメールの増えてくると重くなったり…、使っていて重さを感じるメーラーもあるので、動作が軽快だと良いですね。
実際に軽快であるかはもちろん重要なんですけど、軽快感を演出しているかも結構重要かなと。これはソフトウェア作成のセンスみたいなところも関わってくるのかもですが。
あとはこれはメールクライアント(ソフトをPCにインストールして使うメーラー)に限りますが、データの移行がしやすいか(移行の必要が無いか)、なんてことも軽快性につながるのかな。
ま、eM Client については、そこまで検証できずに、気に入ってしまっていますがw
最近のトレンドを取り入れているか
これも、僕がBecky!を見限った理由でもあるのですが。
メーラーって微妙にできることも多くて、時代のトレンドが反映されやすいツールのひとつでもあるのかなと思っているのですが。
Becky!がとにかく、古臭いというか昭和時代のツールっていう機能性や見た目なんですね。良くも悪くも。
それによる実害は、とくには無かったんですけど、とはいえ、古臭いことが不安にもつながっていたことは事実です。
eM Client はメールの差出人アイコンが表示されるなど、最近のメーラーの機能が取り入れられていて好感が持てましたね。
メール本文の表示が崩れすぎていないか
メーラーによって、意外とメール本文の表示崩れが激しい(ほとんど何も表示されない、なんてことも。)ので、ここもメーラー選びの指標になりますね。
セキュリティの問題で画像を読み込んでいないからHTMLメールが崩れているとか、そういうのはいいんです。
それ以外の意味不明な崩れ方が問題ですね。
メールの詳細情報(メールヘッダ)を表示しやすいか
迷惑メールが当たり前にくる時代です。
最近は迷惑メールかどうかパッと見で判断が難しいメールも増えてきていますから、怪しなと思った場合はメールヘッダを見たりして判断します。
メールヘッダをパッと確認できる作りになっていると、ありがたいですね。
注意点
商用利用でなければ無料で利用できることを書きましたが、使い続けていて気づきました。
無料版で設定できるメールアドレスは2つまでで、3つ以上使いたい場合は、PRO 版にする必要があるのだとか。
eM Client PRO 版のページを見てみたのですが、PRO版にする場合、【通常版】【無期版】の2種類のいずれかを選ぶ必要があるようですね。
ちょっと分かりにくいですが、両者の違いを簡単に言うと、
- アップグレード対応なしが通常版
- アップグレードサービス付きが無期限版
のようですね。
正直、悩みどころではありますが、重要なのは自分の考えにあったライセンスを選ぶことかな、と。
「とりえあず初期費用を抑えたい」って人は通常版が良いと思います。一番安いですし。
仮に新バージョンが出た場合に、アップグレードしたくなっても、追加費用を払えばアップグレードすることはできますから。
もちろん、アップグレードしたくなければしなければOKなので。
「ずっと使い続けるつもりなので、今後のことも含めて買い切りたい」っていう場合は無制限版にしましょう。
一度買えば、永久に追加費用はかかりませんから。費用もべらぼうに高いという価格でもないですし…。
あと通常版に関して、初期費用は安くて良さそうに見えますが、少し注意が必要かなと思いました。
後から有料でアップグレードができるとは書いてますけど、その料金がいくらかは明記されていないんですね。
実際いくらになるのか不明ですし、さらにいうと、有料アップグレードも1度とは限りません。
というところで、通常版の不確定要素が多いので、はじめから無期限版を購入するほうが、使い続ける前提で考えればお得かもしれませんね。
よく考えて自分にあったほうを選びましょう。
ちなみに複数のPCで使いたい場合は、複数ライセンスの購入が必要になります。
購入ページの上部には1PCか3PCか、の選択しかないのですが、少し下を見ると細かくライセンスの数を設定して購入できるフォームが出てます。
必要なライセンスが2台分なのに、3台分を購入するといった無駄なことをしてしまわないように注意してくださいね~。
eM Client の詳細はこちら無料で使い続けることも可能!まだ使いにくいメーラーを使い続けますか?
おしまいに
eM Client というメーラーに乗り換えたという趣旨で、つらつらと書いてきましたけど。
いろいろ比較したうえで結局気に入った eM Client について、どこが気に入ったか!について改めて書いておきます。
- 動作が軽快だったから
- 実質ライセンス料が無料だったから
- はじめてでもすぐに馴染めたから
- 見た目や機能がモダン(現代的)で気に入ったから
- eM Client 以外のメーラーと比較して一番気に入ったから
機能性と先進性、あとは自分とのフィーリングって感じなんですかねぇ…。
まとまりませんが、とりあえず eM Client は、その名前(ソフト名)や見た目(ソフトウェアのUI)で損をしていると思います!(笑)
名前はなんだかセンスが無いですし、初期UIも真っ白基調にアクセントカラーがオレンジというところで、なんとなくですがチープな感じがしますしね。
でも気に入ってしまいました。(笑)気に入ってしまった以上は、きっちりプッシュさせていただきたいと思います~。
今からはじめてeM Clientを導入される場合、メールの自動設定が便利なのでぜひ使ってみてください。(以下の関連記事を参照)