WindowsユーザーがMacBookProを使うときに戸惑う15個と対処法
ずっとWindows使いの人が、Macに慣れるのはそこそこ大変ですよね。
この記事では「長年Windowsしか使ってこなかったけど、これからMacBookProも使うことになったよ」という方向けに
長年Windowsユーザーの僕が、突然MacBookも併用することとなった実体験から、その際に戸惑った点やその対応方法について赤裸々に書いていきます。
Windowsを今後は使うことが無く、Macに完全に染まるということではありません。Windowsと併用するというところがポイントですよ。
キーボードが使いづらい
Appleのキーボードはデザインも洗練されているし優れているのだと思いますが
長年、Windows配列で、好きな外付けキーボードを使ってきた自分からすると、使いづらい。
特にMacBookProにはファンクションキーが無いというのが衝撃的でした。
いや、正確にはfunctionキーを押した時点で、F1~F12キーが出現するのですが。(笑)
これ慣れたら使いやすいもんなんですかね。おじさん、ハイテク過ぎてついてけまてん。
対処としてはWindowsで普段使いしているBluetoothキーボードを接続して使うことに。
僕が使っているのはLogitechのワイヤレスキーボード K380というキーボードですが、MacBookProでも問題なく使えました。(2台持ってます。)
これで第一の戸惑いポイントは回避できました(まだ14個あるけどな)
ちなみにMacBookProのトラックパッドは使いやすいですね。
2本指で画面を移動したり、3本指で画面を切り替えられるのは便利だと思います。手に汗を書くと動きにくいのは難点ですが^^;
右クリックのやり方が分からない
これはMacBookProのトラックパッドでマウスの操作をするときの話なんですが、右クリック(メニューを出すやつ)ってどうすればいいの??
こんなことすら使い慣れてないと分かりませんww
正解は、トラックパッドを二本指タップ、ですね。
ただこれも慣れないので、普段はマウスをつなげて快適に使ってます。
MacBookProのカッコよさは減りますけど、大切なのは実用性です(笑)
コピペのやり方が分からない
コマンドキー+Cでコピーでしたね。
Windowsの場合はコントロールキー+Cなので、ボタンが違うんですね。
こんなことも出来ないのかと一瞬イヤになってしまいましたが覚えるしかないので仕方ない。
外部キーボードを使ったらコントールキーで使えるようになる…ってこともないですよ(´;ω;`)
ちなみに、MacでもWindowsと同じようにコントロールキーでコピペ関連の操作ができるようにカスタマイズすることが可能です。
MacBookProの【システム環境設定】を開いて、キーボード⇒ショートカット⇒アプリケーション、を開きます。
中央あたりの「+」ボタンをクリック。
表示されたウインドウで以下の通り、入力と操作をしてください。
- メニュータイトルに、「コピー」と入力
- キーボードで登録するショートカット「コントロール+C」を入力
- 追加を押します
これでコピーの設定が完了しました。
上記の要領で、ペーストも追加します。
- メニュータイトルに、「カット」と入力
- キーボードで登録するショートカット「コントロール+V」を入力
- 追加を押します
「カット」や「やり直し」も同様に入力していくことで、MacでもWindowsと同じようなコピペができます。
ただ残念なことに、すべてのツールにおいて設定したコントロールキーでの操作にする事はできないかもしれません。
理由は、この設定ではメニュータイトルで指定した名前と全く同じ名前の機能名に対して、キーボードショートカットを設定しているから。たとえば、コピーという機能でも、プログラムによって機能名の表記が若干違ってたりします。そうなると動作しません。
いや、もしかすると、ショートカット登録時に、アプリケーションをごとに細かくショートカット登録をしていけばできるかもしれませんが、、、
、、、実用上、そこそこ、、いやかなり手間がかかると思います。しかも僕も試してもないので、これ以上はここでは書きません。
結果的に、完全にMacのコマンドキー主体のコピペ関連操作を、Windowsのコントロールキー主体にするのは、かなり難易度高いので、コマンドキー操作にある程度は慣れたほうがよいです。
とはいえ、よく使用するプログラムに設定しておくだけでもそこそこは快適だったりするので、、まぁ臨機応変な設定でお願いします。
…何も考えずにコマンドキーに慣れるのが一番シンプルなんですけどね。
僕もコマンドキー操作に慣れようとは思いますが、Windowsも引き続き使うので、なかなか慣れません(笑)
自動変換がうざいんだけど…
システム環境設定⇒キーボード⇒入力ソース ライブ変換 のチェックをはずすと、自動変換しません。
さらにその下のタイプミスを修正もオフにしてもいいかもしれません。
入力中のものが勝手に変換されたり、入力したものが勝手に修正されるのが全般的にうざいと僕は感じるので、同じような方はオフにしておくとよいでしょう。
英語の一文字目が大文字になってしまうのがうざいんだけど…
システム環境設定⇒キーボード⇒ユーザ辞書
文頭を大文字にする のチェックを外しましょう。
「メモ」で属性がコピペされるのがウザすぎるんだけど………
WindowsユーザーがMacのテキストエディタを使い始めて大きく戸惑うもののひとつに、属性までコピーされるメモ帳の存在なんじゃないでしょうか。
Macには「メモ」や「テキストエディット」といったテキストエディタが入っていますが、両方とも属性がコピーされるもの。純粋にテキストだけ扱いたいという方には厄介でしょう。
「テキストエディット」の設定を変更して、純粋にテキストのみを扱うようにすることもできますが、「メモ」のような自動保存の使い勝手が無くなってしまうので、それはそれで使いづらいです。
結論、シンプルな解決方法は「メモ」を使いつつペーストは編集メニューから「ペーストしてスタイルを保持」を使うことですかね。
ただしこの方法も個人的には実はあんまりで…。仕方なしの方法です。
ぶっちゃけ個人的には、VS Code(Visual Studio Code)というツールをメモ帳代わりに使うのがおすすめですし、すこしMacに慣れてきてから僕はVS Codeをメモ帳代わりにしています。
おすすめの理由は沢山ありますが、シンプルなところだけいうと、「属性がコピーされないこと」「自動保存ができること」「軽くてシンプル」ですかね。
ただメモ帳ほど単純なツールでは無いので、人は選びます。
スクショ(画面キャプチャ)のやり方が分からない
ウインドウキャプチャをよく使うのですが、やり方が分かりません。
調べると次のようなショートカット集が出てきました。
- 全画面 … 【shift】【command】【3】
- 部分キャプチャ … 【shift】【command】【4】
- ウインドウキャプチャ … 【shift】【command】【Control】【4】
しかし…、間違ってました。
少なくともMacBookProのはかなり違います。正解は以下。
- 全画面 … 【shift】【command】【3】
- 部分キャプチャ(ファイル保存) … 【shift】【command】【4】
- 部分キャプチャ(クリップボードコピー) … 【shift】【command】【Control】【4】
- スクリーンショットと収録のオプション … 【shift】【command】【5】
- Touch Barのピクチャをキャプチャ(ファイル保存) … 【shift】【command】【Control】【4】
- Touch Barのピクチャをキャプチャ(クリップボードコピー) … 【shift】【command】【Control】【4】
しかも、ウインドウキャプチャが無い…。
と思ったら「スクリーンショットと収録のオプション」から出来るようですね。
キャプチャしたいウインドウを最前面にした状態で、【shift】【command】【5】を入力するとカーソルがカメラアイコンに変わります。
そのままリターンキーを押すとキャプチャできますよ。
…それにしても、はじめに調べて出てきたショトカが僕が知っていたMacのスクショショトカだったのですが……、いや、全然変わってますね。ややこしすぎる。
僕の情報が古すぎるだけなのでしょうが……。
ユーザ辞書への登録の仕方が分からない
上のメニューバー右側に「あ」か「A」という表示のアイコンがあるのでそこをクリック。
(「A」だった場合は、クリックした後に「あ:ひらがな」を選択してから、再び「あ」のアイコンをクリックしてください)
メニューが開くので、ユーザ辞書を編集…をクリック。
ユーザ辞書画面が開くので直接入力していきます。
マルチモニタの設定が分からない
システム環境設定⇒ディスプレイ⇒配置、です。
モニタの配置は、Windowsと同じように変更ができます。
【注意】プライマリディスプレイの設定が分からない
マルチモニタの設定の続きですが、特に分かりづらかったので単独項目として取り上げました。
プライマリディスプレイとはメインのディスプレイという意味です。
Windowsだとモニタを選択して「これをメインにする」でプライマリディスプレイを設定できるんですが、Macはどうすればいいのか…全くわからない。
答えは、ディスプレイ設定の青い画面の上にある白い帯を動かす、です。
これは分かりづら過ぎる……。苦笑
キーボードショートカットのアイコンの意味が分からない
さきほどから苦戦しているキーボードショートカット関連の話です(笑)
コピペ関連はまだコントロールキーとコマンドキーの違いなので単純ですが、似ても似つかないショートカットも多くて悩みます。
一応、メニューなどにはキーボードショートカットの入力方法の表示もあるんですが、アイコンで表示されているので意味が分からんのですね。Macのキーボードになじみがないと。
そう、でもMacのキーボードをよく見れば、対応するアイコンが書かれているんですね。よく見れば分かるはず。
ただ前述したとおり僕は、外部キーボードを使っています……。
orz
。。。いずれにせよこれも慣れるしかなさそうです。
アイコンじゃなくてテキストで分かりやすく書いてくださってる記事を見つけました。そうそう、こう書いてほしい(笑)
画面のロックの仕方が分からない
コマンド+コントロール+Qです。
こちらもWindows(Windowsキー+L)とは全く違うので覚えてください。
Excel for Macでエラーがよく出る
MacでExcelを使っているとかなり高い確率でエラーが出ます。
たとえばこんなやつ。
WindowsでExcelを使っている場合と比べると、明らかにMacのExcelは不安定な気がします。
元々Windows用のOfficeソフトなので、仕方ないかもですがそこそこストレスです。
すぐにできる対策としてはこまめに保存したり、不安定になったらすべてのウインドウを閉じてExcelを再起動することくらいですかね。
ファイルメニューが無い…?って不安になることがある
Macでは開いているウインドウにファイルメニューがありません。
Windowsだと開いているウインドウ内にファイルメニューがあるのでアレ?ってなることがあります。
結論から言うとMacのファイルメニューは常に、画面の最上部にあります。(ウインドウを最大化していたり特殊な状態の場合を除く。)
慣れないと突如、不安になるので覚えておきましょう(笑)
アプリケーションのインストール方法が独特で戸惑う
Macではアプリケーションという場所にアプリをインストールします。
インストーラみたいなものはなく、アイコンをよいしょとアプリケーションフォルダに置くことでインストール完了となります。
Windowsユーザーからすると、ただアイコンを移動しているだけのように感じるのですが、そういうもののようです。
おまけ:やっておくと便利な設定
ここまでWindowsユーザーが戸惑う点を延々と書いてきましたが、さいごにやっておくと便利な機能をひとつご紹介します。
突然ですが、ぼくは文章中の算用数字(1、2,3といった書き方の数字)はすべて半角で入れたい人です。
通常、日本語入力中に算用数字を入力すると全角で入力されますが、日本語入力中でも算用数字は常に半角で入力させる設定があるのでご紹介しておきます。
キーボード⇒入力ソース⇒日本語 – ローマ字入力 を開き、
入力モード:のところで、数字を全角入力のチェックを外して下さい。
おしまいに
他にも色々あるとは思いますが、とくに取り上げたいものをピックアップしました。
ピックアップといってもかなりの量になってしまいましたが…汗
共存しよう。頑張って共存しよう。それしかない。
こんなこと言ってる僕ですけど、僕がはじめて使ったのはMacだったんですけどね。
MacOSXになった頃からWindows一筋になってしまってそれからの時間が長すぎた。
今さら戻れないと感じます。
とはいえMacでしか使えないツールがあったり、昨今はエンジニアに広く使われていたり…
社会とMacが密接に絡んでいるところも多いので、Macもそれなりに使えるようになっておいて損することは無いと思います。
最近はWindows11も出てきましたし、そのうちそちらも覚えないといけませんね。
ああ。時代についていくのは大変だわ(´-`).。oO