レクサスHS250hのバッテリー上がりにジャンプスターターで自分で対処する方法
しばらくレクサスに乗る機会が無く、久々に車に乗ろうとしたら…うんともすんとも言わず。
あ、これはやったな、と思いました。バッテリー上がりですね。
もともと車を通勤に使っているわけではないのですが最近とくに忙しくしていて乗る機会がなく、僕よりも車を使う妻もたまたま使うことがなく、、
気が付いたら結構時間が経ってしまっていたので(1ヶ月以上も…)ヤバいかなと思っていたのですが。
最近バッテリーを交換したばかりだし、まぁ大丈夫かな…なんて甘い考えでいたら、案の定、バッテリー上がっていましたw
どうしようかなと考えたあと、ジャンプスターターで自分でバッテリー上がりに対処しようと考え、やってみました。この記事ではその全記録をまとめました。
レクサスHS250hのバッテリー上がり自分で対処するか、業者に頼むかどっちがよいのか悩む
妻に「ロードサービスとか無いの?」と言われたのですが、、無いです(苦笑)
必要最低限の自動車保険で安く上げていますからね…。
だから迷ったんですよね。
- 業者を呼んで治してもらう
- ジャンプスターター(エンジンブースター)というものを買って自分で治す
どっちがよいのかな?って。
業者に頼む場合
はじめに業者にお願いする場合から調べました。
検索すると、すぐに色々な業者が出てきますよね。低価格を売りにしている業者も多いですが、「〇〇円~」っていう表記が多くて、結局なんだかんだ出張代とか工賃とか合計したら1万くらい行くんだろうなと想像しました。
- 業者に頼むメリット … 自分で作業する必要が無い、スピード対応
- 業者に頼むデメリット … 費用が高額になる
シンプルにこんな感じですよね。
スピード対応できるかどうかは頼む業者が物理的に近くかどうかや忙しいかどうかにも依ると思いますが、基本的に対応が早いほど、料金が高額になります。
手軽なのはいいのですが、そこまで急いでいるわけでもないし、お金は重要なのでちょっと考えてしまいます。
あと、バッテリー上がりって今回起きてしまったわけですし、今後また起きないとも限りません。今回治してもらったとして、また上がったらまた費用払うのも痛いですね。
自分で治す場合
次に、ジャンプスターターを買って、自分でやる場合を考えてみました。
- 自分で治すメリット … 安価に治せる
- 自分で治すデメリット … 時間と多少労力がかかる
シンプルにこんな感じですよね。
ジャンプスターターをさらっとAmazonで見ると、ピンキリだけど5000円前後の安いものも意外とある。
業者を呼ぶより半分かそれ以下の価格で対処できるし、追加料金もないのがメリット。
デメリットは、ジャンプスターターの到着まで多少時間がかかってしまうことですね。
ハイブリッド車にジャンプスターターは使えるのか?という疑問
まずはジャンプスターターを買おうということで、ざっと見てみました。
そこで気になったのが、ジャンプスターターに記載されている「ガソリン車、ディーゼル車対応」の表記。ハイブリッド車対応という表記が見当たらないんですね。
うち、ハイブリッド車なんだけど…ハイブリッド車はジャンプスターター使えるの?っていう疑問ですね。
調べたところ、使えるみたいですね。
https://www.fcl-hid.com/blog/staffroom/jump_starter_evo
日本で一般的に言われるハイブリッドは、エンジンとモーターを動力源として備えた電気式ハイブリッド車なので、ハイブリッド車にジャンプスターターは使用できます。
エンジンは、一度動かせばガソリンと空気を元に爆発させて動きつづけるので、一度ジャンプスタートすれば、エンジンが始動し、走行することでバッテリーが充電されます。
なるほど。大丈夫ですね。
ジャンプスターター買う
自分でやる決心が出来たので、ジャンプスターター買います。
Amazonと、最近よく使うYahoo!ショッピング(PayPayモール)をさっくり検討。個人的にあまりこだわりもなく、安くてそこそこ評判よければ良い。
そうした視点でみると、やはりAmazonが強かった。おまけに価格も安い。
というわけで僕は上記のYABER ジャンプスターターを買いました。
僕はかなり急いでいたのでアマプラに加入しているAmazonで買いましたが、自分の好きなショップで買うと良いですよ。
ちなみにAmazonで買う場合Amazonプライムに加入していれば最短翌日に届きます。(実際、その日の夜に注文して、翌日の夕方には届きました!)
レクサスHS250hのバッテリー上がりにジャンプスターターで自分で対処する具体的な手順
以下のステップで解説していきます。
- 手順1:事前準備
- 手順2:ボンネットを開ける
- 手順3:ジャンプスターターにケーブルを接続する
- 手順4:車側にケーブルを接続する
- 手順5:レクサスを起動する
- 手順6:後処理
手順1:事前準備
念のため車の状態確認からスタートしますね。
扉、あきません。
仕方がないのでメカニカルキー(物理キー)で運転席のドアを開けました。
物理キーはイモビライザー(電子キー)の中に入ってるので出してください。
さっそく作業に移りたいところですが、念のため以下の対応をお願いします。
- ドアは開けておく
- 車のキーを車内に残さない
別のレクサスハイブリッド車の起動が成功した途端に、ロックがかかったという他の人の事例があったので念のためです。
手順2:ボンネットを開ける
ジャンプスターターによる復旧を試みるためには、救援端子という部分を露出させて、そこにジャンプスターターを接続する必要があります。
救援端子はボンネット内にあります。(レクサスHS250hや他の車も同じです)
ボンネットの開け方は?
滅多に車を触らないという方の場合、ボンネットってどうやって開けるの?って感じかと思いますので、ボンネットの開け方も書いておきます。
するとボンネットが、軽く浮き上がります。
鍵は持ったまま表に出て、ドアを閉じないで、車両前方へ移動してください。
ボンネットの前に立って、浮き上がったボンネットを手で少しあげてみましょう。
ただしそのままだと、何かに引っかかった感じで、開かないかもしれません。
少し空いたボンネットのすきまをのぞき込むと、こんなかんじでした。
これをヒントに開け方が分かりました。
スキマに手を突っ込んで手前のレバーを持って左手に倒すと、奥の固定されている部分がはずれて、ボンネットが開きました。
途中まで開くと油圧で自動的に開きます。開ききるとそのまま開いた状態で止まってくれます。
【参考】ボンネットの開き方(レクサスHS250h トリセツより)
手順3:ジャンプスターターにケーブルを接続する
ボンネットが開いたら、次はジャンプスターターの準備です。
特殊な差込口なので、迷いようは無いはず。
つなぐとこんなふうに、赤色と緑色に点灯しますが、これが正常な状態です。
これはあくまで僕が購入したジャンプスターターの挙動例ですので、詳しくはお使いのジャンプスターターの説明書も確認してください。
手順4:車側にケーブルを接続する
次に車側に電極バサミをつないでいきますが、まずはつなぐ場所を露出させます。
まず、ヒューズボックス上のふたを開きます。手前のツメのような部分を押しながら上に持ちあげると、ふたは取れます。
この赤い部分はプラスチック製のカバーなので、これも開く必要があります。
赤いふたの左側のつまみを押しながら、赤いふたを上に持ちあげると、ふたが開きます。
ふたが開くと金属部分が露出しますので、そこに赤い電極バサミを接続します。
次に、もう一方の黒い電極バサミ(マイナス極側)の接続ですね。
黒い電極バサミは、非塗装の固定された鉄に接続する必要があるだけで、明確な接続場所の指定はありません。
接続例です。きちんと接続されていれば、正常な通電を示すグリーンが点灯します。
黒いマイナスの電極バサミを挟んだ途端、ジャンプスターターからレクサスに通電しますから、何か変化を感じるはずです。
実際にやってみたら、ドア解放の警告音が鳴りはじめました。(ドアを念のために開けていたからですね)
手順5:レクサスを起動する
これで電源ボタンを押せば、レクサスは起動するはずです。
とはいえ1度は起動に失敗することがあると、レクサスのトリセツに書かれていますので、それを念頭に起動にチャレンジしました。
補機バッテリーがあがったあとの、最初のハイブリッドシステム起動は失敗することがあります。2回目以降のハイブリッドシステム始動は正常に動作しますので、問題ではありません。
起動1回目
一度押して失敗…その後もダメでした
ただこれはトリセツの説明通りの挙動なので、想定内です。
その後ボンネットのほうに戻ってジャンプスターターのランプの状態を確認すると、赤いランプの常時点灯状態になっていました。
ジャンプスターター側のトリセツを見たところ、起動に失敗した場合は、すべての電極とケーブルも外して、30秒以上時間をおいてから、再度、起動するように、と書いてあったため、そのように対応しました。
再度ジャンプスターターとケーブルをつなぐと、先ほど同じように、赤と緑の点灯状態(正常状態)になりました。
起動2回目
2回目のチャレンジ。1回目より明らかな違いはありますが、明らかに正常じゃないです。起動しそうでせず…。
何度か押すとうんともすんとも言わなくなりました…。
このあと再度外に出てジャンプスターターの状態を確認しました。1回目のあとと同様に赤いランプが常灯してました。
恐らくですが、起動操作を行ったあとは、ジャンプスターターのほうの電子制御で、自動的に通電をキャンセルするんじゃないですかね。
再びすべての接続を外して、30秒以上時間をおいて、深呼吸して、再びもろもろ接続しました。
起動3回目
3回目のチャレンジ。もうそろそろ起動してくれ…。と思いつつ自信もなさげにプッシュ。
おおっ?一応起動した…?
ただちょっとおかしいですね…。
けれどもこのあとしばらくしたら無事エンジンも起動しました。
一応動いた……!
というわけで、若干戸惑いつつも、後処理に続きます。
手順6:後処理
レクサスが起動した場合も、ジャンプスターターは早めに外さないといけませんので、まず外しました。
メーターのところにロック異常が出ていたり、少しシステムが不安定な気がしたので、戸惑ってしまい、このあとしばらくしてすぐレクサスの電源ボタンを押して電源を落としてしまいました。
そのあと再度ボタンを押して再起動を試みました。
あっ、せっかく起動したのにすぐ落としてしまった…と思ったのですが、ジャンプスターター無しでも今度は起動しました。
そのあとまだ状態に不安があったので、ちょっとだけ発進してみたり、いろいろやっていたら、システム全般の表示も、正常通りに戻りました。
起動したあとの理想的な対処は?
エンジンがかかったら、そのままにしてください。理想は発進して走行することです。
走行することで、効率よく補機バッテリーへの充電が行われます。
止まったままでもレクサスが起動状態であれば、補機バッテリーは少しずつ充電されます。
起動後はブルルルーンと勢いよくエンジン音がしますが、すぐに止まってしまうこともあります。そのため、このままだとまたレクサスがまた停止してしまうのでは?と思われるかもですが、大丈夫です。
ハイブリッド車は、状況によりガソリンとハイブリッドバッテリーを自動的に使い分けるため、しばらくしてハイブリッドバッテリーの充電量が少なくなると、勝手にガソリン駆動に切り替わります
ちなみに、ハイブリッドバッテリー駆動時は補機バッテリーへの充電はされません。ガソリン駆動時に、補機バッテリーへの充電も行われます。
【参考】ハイブリッドシステムについて(レクサスHS250h トリセツより)
ちなみにメーター部分でバッテリの状態が見て取れますが、ハイブリッドバッテリーと呼ばれるメインバッテリーの充電状態を示すものです。バッテリー上がりに関連する補機バッテリーの状態を表示しているわけではないので注意しましょう。
車に向かう前に準備したもの
ここでは予め作業前に用意しておきたいものを確認しておきましょう。
- ライト
- スマホ
- 手袋
- 車のカギ
- 車のトリセツ
- ジャンプスターター
ライト
日中だと不要かもしれませんが、夜間や日中でも薄暗い車庫などで作業する場合はあったほうが作業しやすいと思います。
スマホのライトを代用することもできますが、専用のライトが何かあると、電気系統の消灯した車内や、薄暗いボンネットの中の確認に、非常に便利ですね。
僕は愛犬の散歩や、浴槽の掃除など、あれこれ活用しまくっているお気に入りのランタン型の懐中電灯を持ち込んで、作業に臨みました。
スマホ
あるとその場で調べものをすることも出来て便利。
時間も分かるし、万が一の場合は助けも呼べる(苦笑)
手袋
電気系統を触る作業ですので、ゴム手袋の装着が望ましいでしょう。
とはいえ、僕は結局素手でやってしまいましたが…。自己責任でご判断ください。
車のカギ
いうまでもなく必須です。
バッテリーが上がってるとキーレスエントリー(キーによる自動ロック解除)が効かないので、カギの中から物理キーを取り出して、レクサスのドアを開けましょう。
車のトリセツ
今回だとレクサスHS250hのトリセツですね。
バッテリー上がりなどの対処法も基本的にはトリセツにやり方がのっています。自分でやるならぜひチェックしたいですね。
ジャンプスターター
これが無いと始まりません。
ジャンプスターターは一定の充電が必要ですので、説明書を読みつつ予めジャンプスターターをしっかり充電しておきましょう。
ちなみに僕が注文したYABER ジャンプスターターは、到着時に確認したところ、フル充電状態だったのでそのまま使えました(^^)
おしまいに
レクサスHS250hのバッテリーが上がってしまったので、ジャンプスターターを使い自分でバッテリー上がりに対処する方法を、実際の作業を例に超やさしく解説しました。
バッテリーが上がりに自分で対応してみて思うのは、対処が実にメンドクサイなということ。ボンネットをあけて、スターターをつなげて、何度も起動を試みる。地味に大変です。
なので、バッテリー上がりの予防が大切ですね。なるべく上がらないよう心がけましょう。
とくに車に長期間乗らない場合は、1週間に1度くらいでも30分程度でも起動したままにしておくとよいですね。
やり方さえ分かれば、初心者でも十分できる作業です。短期的、長期的に見ても自分でバッテリー上がりに対応するのが経済的メリットが大きいです。
ぜひチャレンジしてみてくださいね。
\ バッテリー上がりの必需品 /
長くなりましたが、以上、参考にしてみてください。
補足
ハイブリッド車を手に入れてから3年以上たつけど、補機バッテリーを交換したことがない!という場合、補機バッテリーの寿命が近付いていて、バッテリーが上がりやすくなっています。
補機バッテリーは、きちんと使っていても3~5年が寿命とされています。思い当たる方は、早めに補機バッテリーの交換を検討しましょう。
ちなみに僕は、過去に補機バッテリーも自分で交換しています。こちらもかなり丁寧に解説していますので気になる方はぜひ読んでみてください。